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就職活動

  • 執筆者の写真: maro00
    maro00
  • 2021年12月31日
  • 読了時間: 7分

高卒から正社員になれるのはどんな人?

就職しやすい職種や就職活動の方法をご紹介


高卒から正社員にはなれないって本当?

結論から言うと、高卒から正社員になることは可能です。ただし、スムーズに就職できるケースばかりとは限りません。まずは、高卒正社員の就職率、高卒からの就職がなかなかできない人の特徴について、それぞれご紹介します。

高卒から正社員への就職率

文部科学省「令和3年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和3年3月末現在)に関する調査について」によると、2021年3月に高校を卒業した人の就職率は、以下の通りです。


  • 男子:98.4%

  • 女子:97.1%


高卒で就職する人の多くは、在学中に就職活動をして内定が決まってから卒業していることもあり、ほぼ全員が就職できていることがわかります。

マイナビ「マイナビ 2020年度既卒者の就職活動に関する調査」によると、2020年3月に大学等を卒業した既卒の就職率は、以下の通りです。(※卒業後、同年8月末時点の就職率)


  • 男女:34.4%


この場合の既卒は大卒以上を指していますが、大学を卒業していても既卒になると就職率が下がるということは、学歴がない高卒では、高校卒業後に就職活動をすることになった場合、就職率はさらに大きく下がってしまうことが考えられます。

高卒から正社員になれない人の特徴

高卒からなかなか正社員になれない人の特徴は、以下の通りです。


  • 行動量が少ない

  • 自分に自信がない

  • 希望条件が多い

  • 最低限のビジネスマナーが身に付いていない

  • 履歴書/面接の対策をしていない


募集条件を「大卒以上」にしている企業も一定数あるなど、高卒の場合、大卒以上に行動しないとなかなか就職先が決まらないことがあります。また、学歴を気にして「どうせ自分は高卒だから」とネガティブになりすぎてしまう人も同様です。

高卒で就職しようとすると、初任給は低めに設定されていることも少なくありません。「高い給料でなければ嫌」「こういう仕事には就きたくない」など、自分のなかで希望が多すぎるケースも、企業選びの時点で時間がかかってしまいます。

そのほかに、社会人としての基本マナーや就活における準備などが正しくできていない・身についていないなども要因です。


高卒正社員でも年収の高い業種

高卒正社員として就職するにあたり、年収が高い業種とそれぞれの仕事内容・向いてる人の特徴を、平均年収(※)と合わせてランキング形式でご紹介します。

※平均年収は、厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」を参考にした高卒初任給×12か月で算出

年収だけで見ると、一見低く感じるかもしれません。ずっと同じ年収のままではなく、働き続けて年齢が上がっていけば年収もアップしていくということは事前に理解しておきましょう。

1位.建設業

建設業の平均年収は、211万3200円です。

建設業とは、工事を完成させるまでのさまざまな業務全般を担う業界のことを指しています。たとえば、大工や左官、電気工事、ガラス工事、内装工事、水道施設工事、造園工事などがあり、それぞれの実務が主な仕事内容です。

建設業に向いてる人の特徴としては、以下が考えられます。


  • 体力に自信がある人

  • 学歴が影響しない仕事がしたい人


まず、いずれも現場仕事が基本となるため、一定以上の体力があることは必須です。暑い日なども外で働くため、そういったことが苦手な人は不向きです。また、建設業の多くは学歴関係なく働けるため、学歴を気にせずどんどん力をつけて活躍していきたい人におすすめです。


2位.生活関連サービス業、娯楽業

生活関連サービス業、娯楽業の平均年収は、205万5600円です。

生活関連サービス業、娯楽業は、たとえばエステティシャンやネイリスト、冠婚葬祭施設の従業員、テーマパークや旅行施設の従業員などがあります。私たちの生活に根差したものや、余暇を楽しむための場所での仕事になります。

生活関連サービス業、娯楽業に向いてる人の特徴としては、以下が考えられます。


  • 土日休みでなくてもOKな人

  • ひとつの仕事でキャリアを積みたい人


まず、これらの仕事は休日のほうが忙しくなる傾向が多く、基本的に土日は出勤になるケースが多いでしょう。すでに自分のやりたい職業が具体的に決まっていて、ひとつの仕事で経験を積み重ねてキャリアアップしていきたいという人にはおすすめです。


3位.情報通信業

情報通信業の平均年収は、205万2000円です。

たとえば携帯電話などの通信機器、テレビ・ラジオ、ソフトウェア関連、サーバ運営、広告制作、Web制作などのサービスを扱う企業は、すべて情報通信業です。高卒から比較的就職しやすい情報通信業の職種としては、営業やエンジニア・プログラマーなどがあるでしょう。

情報通信業に向いてる人の特徴としては、以下が考えられます。


  • 現場仕事よりもオフィスワークがしたい人

  • 自主的に知識や情報をキャッチできる人


情報通信業の場合、オフィスワーク・デスクワークがしたいという人のほうが適性があります。ただし社用車を使った営業などの場合、社内にいない時間が長くなるかもしれません。常に新しいトレンドやサービスが出てくる業界のため、受け身よりも自分で勉強していける人のほうが向いてる仕事といえます。


4位.鉱業、採石業、砂利採取業

鉱業、採石業、砂利採取業の平均年収は、203万6400円です。

石油鉱業や液体石油ガス、宝石鉱業、天然アスファルト鉱業、金銀鉱業など、掘採や採取、生産などに取り組む仕事が、鉱業、採石業、砂利採取業です。職種は複数あり、運転・運搬、機械操作、保守点検、工場作業などが主な仕事内容です。

鉱業、採石業、砂利採取業に向いてる人の特徴としては、以下が考えられます。


  • 業界への興味・関心が強い人

  • 必要な免許取得なども可能な人


就職を希望する人がそこまで多くはない業界のため、業界や扱う製品、仕事内容などへの理解があり、そのうえで働きたいという人にとっては、長く活躍できるでしょう。重機などを操作する仕事も多いため、仕事に必要な免許取得・操作などに抵抗がない人にもおすすめです。


5位.卸売業,小売業

卸売業,小売業の平均年収は、202万800円です。

ともに商品を仕入れて販売するという仕事には変わりがありませんが、小売業は一般消費者に対して、卸売業は企業などに対して商品を販売するのが特徴です。高卒で就職する場合、接客・販売や営業などからスタートになることが多いでしょう。

卸売業,小売業に向いてる人の特徴としては、以下が考えられます。


  • 人と接することが好きな人

  • 立ち仕事が苦にならない人


お客さんや取引先など多くの人と接する仕事になるため、そういったことが得意な人にはおすすめの仕事です。小売業として店舗で働く場合は立ち仕事も多くなるため「一日ずっと座ってやる仕事ではないほうがよい」という人に適性があります。


高卒から正社員になるための方法

高卒から正社員を目指すうえで、一人だけで就職活動を進めるのはおすすめしません。高校在学中であれば進路指導の先生など相談できる相手がいますが、卒業後はそういったサポートを受けられなくなるため、自力で就職先を見つけるのはかなり大変だからです。

最後に、高卒から正社員になるために活用したい2つの方法をご紹介します。


1.ハローワークを利用する

高卒の方にハローワークの利用をおすすめする理由は、以下があります。


  • 学歴不問の求人も多い

  • 職業訓練などのサービスを活用できる


ハローワークは学歴や職歴を問わない求人も一定数あるため、高卒でも仕事探しがしやすいといえます。また、職業訓練やセミナー等にも参加できるため、就職活動の一環としても利用できます。

ただし、ハローワークの求人の質には注意が必要です。なんらかの事情から人が集まらない企業である、求人票と実際の条件が違うなどのケースもあり得ます。できればハローワークだけを使うのではなく、ほかのサービスなども併用しましょう。


2.就職支援サービスを利用する

就職活動の経験が少ない高卒の方におすすめなのが、就職支援サービスの利用です。

ネット上には様々な転職支援サービスが存在します。


その中から自分に合ったお仕事をしっかり見つけれるようにしましょう。

中でもエンジニアなどはやりがいがあって平均年収も高いためオススメです。

エンジニアと言っても様々な種類が存在しますが、自分に合った内容や、挑戦してみたいことがあるか確認してみましょう。

エンジニアの種類や詳細はこちらの記事でも紹介しています。


技術を身に着けてしまえばフリーランスとしてもやっていけるため、とてもおすすめです。


まとめ

高卒で就職し、立派に活躍している人は世の中にたくさんいます。ただし、高卒という学歴でも正社員就職は可能ですが、高校卒業後にそのまま就職するほうが就職がしやすいのは事実です。高卒から既卒や早期離職などの経歴になってしまうと、就職のハードルは上がってしまいがちです。

高卒からの正社員就職を目指す場合、自力で取り組むよりも就職支援サービスを活用したほうが効率的で、就職活動における心配や不安なども解消できます。




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