IT特化の転職支援サービス
- maro00
- 2021年10月6日
- 読了時間: 20分
更新日:2021年10月13日
ITエンジニアとはInformation Technology(情報技術)の技術者たちの総称を指す職業です。エンジニアという言葉から理系の人材がする仕事だと思われる方が多いですが、ITエンジニアは文系でもなりやすい職業です。また後に詳しく述べますが、ITエンジニアはコンピュータができるだけでなく、コミュニケーション能力や文章力などのスキルも必要とされます。つまり、理系以外の方でもコンピュータが好きであったり、興味を持っていたりすれば誰でもITエンジニアを目指すことできるのです。
また、未経験でも知識やスキルを身に付ければ希望職に就職できる分野でもあるので転職しやすい分野でもあります。それではITエンジニアの中でも具体的に4つの職業「システムエンジニア(SE)」「プログラマー」「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」を紹介いたします。
システムエンジニア(SE)とは
システムエンジニアはシステムの設計・製造・テストに一貫して携わり、 ソフトウェア製作の指揮を監督的な立場で行う職種です。 一般的にはプログラムを組んだり開発したりするイメージが強いですが、主な仕事内容はクライアントからの要求を明確にし、それによりシステムの仕様を確定させていくことです。
クライアントとの間に齟齬が生じることなくシステムを作り上げる必要があるのでコミュニケーション能力は必須です。 また、プログラマーに計画書を通じて正確にクライアントの要件を伝えなくてはならないので、論理的な文章能力も必要です。 このことから意外と文系出身の方も多くいます。 システムエンジニアは技術方面の知識だけでなくあらゆる方面でも能力を求められる仕事です。
システムエンジニアの平均年収
システムエンジニア(SE)の平均年収は、厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査(2019年)によると、569万円程度です。ただし、年齢やスキルレベルによっても年収の幅が大きく異なるのもこの職種の特徴で、「高度SE」と呼ばれるようなシステム全体の設計から携わることができる人材であれば、平均年収が700万円を超えていきます。
プログラマーとは
プログラマーは、システムエンジニアが考えたシステムやアプリケーションの設計に基づいて、 プログラミング作業をする職種です。 ですが、プログラマーはプログラミングに強いだけではなく、ほかの分野でも能力を求められることがあります。 システムエンジニアからの計画書を正確に読み取る力や、もし修正が必要な個所があったならそれに気づき指摘することも必要です。 また、ネットワークの接続やデータベース処理についての知識も必要です。
プログラマーの平均年収
プログラマーの年収の全体平均は414.6万円となっております。
30代前半:約422万円
30代後半:約455万円
40代前半:約475万円
40代後半:約516万円
50代前半:約520万円
サーバーエンジニアとは
サーバーエンジニアとは、システムを利用するサーバーコンピュータの設計・構築・運用保守を行う職種です。 サーバー構築はサーバーを使用するための設計作業のことです。 サービスを利用するユーザー数に合わせて、CPU・メモリ等のスペックを調整したり、 電源の利用量やコストバランスは適当であるかなどを考えながら設計しなければなりません。
また、サーバーの運用・保守ではサーバーを実際に運用し、定期的にログデータを観測し、その時の状況によって改良・管理をします。他にも、サーバーに何かしらの障害が生じた場合に原因を見つけ出し復旧作業を行ったりもします。 サーバーエンジニアはコンピュータシステムを陰ながら支える、なくてはならない重要な職種です。
サーバーエンジニアの平均年収
サーバーエンジニアの年収の全体平均は469万となっております。
20代:392万円
30代:527万円
40代:554万円
50代:684万円
ネットワークエンジニアとは
ネットワークエンジニアとは、コンピュータネットワークの設計・構築・運用・保守を行う職種です。 ネットワークの設計作業では、セキュリティやOS、サーバーなどに関する幅広い知識が必要です。
構築作業ではコストの無駄や問題点を改善するために、最新の製品や技術の動向などの知識が必要になってきます。 運用・保守作業も障害を取り除き、いち早く復旧させるためネットワーク全体を見渡す視野や幅広い知識が必要となってきます。
ネットワークエンジニアの平均年収
ネットワークエンジニアの年収の全体平均は449万円となっております。
20代:378万円
30代:493万円
40代:596万円
ITエンジニアは人材需要が高い!
経済産業省が発表している『IT人材需給に関する調査』によると、2018から2023年までで、IT市場は年平均約1.5%伸びる見込みがあります。 これは、日本の実質GDPの平均成長率(0.6~1.2%)よりも高いことから、IT業界は今後も将来性の高い業界であることがわかります。加えて、2030年までに日本では、最大78.7万人のIT人材不足になると予測されています。IT人材である、ITエンジニアは今後ますますニーズが高まっていく職種といってもいいでしょう。
ITエンジニアになるための学習方法
ここまで、様々な種類のITエンジニアをご紹介してきましたが、実際にITエンジニアになるためにはどうしたらいいでのしょうか? ITエンジニアになるための学習方法は主に独学、オンライン学習、専門のスクールに通う、会社の研修で学ぶという4つになります。では、この4つの方法はそれぞれ、どのようなメリットがあり、逆にどのようなデメリットがあるのでしょうか。比較してみたいと思います。
独学でITエンジニアになる場合
独学でITエンジニアのスキルを学ぶ場合のメリットとしては、書籍代くらいしか費用がかからないので、ほかの方法よりもコストを抑えられることが挙げられます。また、ITエンジニアになるための学習を始めたいときにすぐできるので、自分の好きなペースで学ぶことができることもメリットの一つです。
しかし、独学ではプロのインストラクターがそばにいないので、疑問や不明点が出てきたとき解決するのに時間がかかってしまうという問題があります。特にプログラミングなどでは、参考書を見ても理解することが難しかったり、コードを実行してもタイピングミス等でエラーが頻繁に出てきたりするものです。 その時、どこが間違っているのかが分からず、どのように直せばいいのかといった対処ができずに挫折してしまう人も少なくありません。
オンライン学習でITエンジニアになる場合
オンラインでITエンジニアのスキルを学ぶ場合のメリットとしては、全国どこにいてもパソコンとインターネットさえあれば学習できる点です。専門スクールが近くになくITエンジニアについて学べる環境がない場合、どこでも受けることができるオンラインでの学習は便利です。
しかし、オンライン学習の場合、独学と同じくプロのインストラクターが近くにいないことから、疑問や不明点の解決に時間がかかってしまいます。また、一人で黙々とやる形になるので、どうしても勉強に対するモチベーションを維持することが難しくなります。 ですから、一般的にオンライン学習はプログラミングについての理解が難しくなったり、モチベーションが低下したりして、途中で諦める人の割合が非常に多いと言われています。
専門スクールに通ってITエンジニアになる場合
専門スクールに通ってITエンジニアのスキルを学ぶ場合、どこにいても受講ができるわけではありません。しかし、スクールに行けばプロのインストラクターが近くで指導してくれるので、疑問や不明点が出てもすくに解決することができます。また、スクールで会った仲間と切磋琢磨しながら学べるので、勉強へのモチベーションを保つことができるのです。ですので、専門スクールで学ぶ場合、挫折することなく学ぶことができます。ほかにも専門スクールだからこそ持っている現場で必要なノウハウを教えてくれるので、転職などでも大いに役立ちます。
そんな専門スクールの中でも特におすすめするのがインターネット・アカデミーです。インターネット・アカデミーの母体は、東京藝術大学や気象庁などWebサイトを手掛けた日本有数の制作実績を持つWeb制作会社です。そこで蓄積したWebサイトの開発スキルをインターネット・アカデミーのカリキュラムに還元しているため、未経験の方でも短期間で現場のノウハウを学習することができ、即戦力のITエンジニアになれるのです。また、インターネット・アカデミーは海外にいくつも支店を構えており、そこから世界の最新のIT情報を集めています。そして、集めた最新のIT情報をカリキュラムに反映しているので、世界を舞台にしても戦える現場の最先端の技術を学ぶことができます。
会社の研修を通じてITエンジニアを育てる場合
新入社員向け、もしくは既存社員向けの研修を通じてITエンジニアを育てたいという場合、IT研修を専門としている教育機関に依頼することをおすすめします。自社でITエンジニアを育成しようとしても、ITエンジニアを育成するためのきちんとした体制作りができていないと、教え方が社員ごとにばらつきが出たり、現場に必要なノウハウが伝えきれていなかったりしてしまいます。IT研修を専門としている教育機関であれば、必要なノウハウやスキルを身に付けられることはもちろんのこと、社員によってレベルの差があっても、受講者一人ひとりに適切な課題を出すことできるため社員全員のスキルを高めることができます。
インターネット・アカデミーはIT研修専門の教育機関の中でも珍しく、スケジュールだけでなくカリキュラムも企業に合わせて細かくカスタマイズすることができる、完全オーダーメイド制も採っております。研修内容も日本有数の制作実績を持つWeb制作会社であることや海外に支店を展開していることも生かし、世界に通用する最先端の内容を取り入れています。厚生労働省が定める人材開発支援助成金を利用することができますので、インターネット・アカデミーでの低コストで質の高いIT研修を検討してみてはいかかでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?ITエンジニアといっても様々な職種があります。そしてこれはまだほんの一部です。 IT系の産業は急速に進歩しています。それに合わせてこれからもITエンジニアは様々な分野において発展していくでしょう。 実際にIT関連の求人は数年前から売り手市場が続いています。多くの企業では即戦力となるITエンジニアを求めています。
ITエンジニアとは?仕事内容や必要なスキル、転職チャンスを徹底解説
ソフトウェアや情報システムなどの設計・開発・運用の仕事に関わるITエンジニア。その役割や専門分野によって職種名が細分化されており、仕事内容や求められるスキルも異なります。そこでこの記事では、ITエンジニアの職種分類から、必要とされる能力、未経験からの転職の可能性についてお伝えします。
ITエンジニアへの転職を目指したいという方は、ぜひご一読ください。
システムの開発や運用の仕事に関わる技術者は、総称して「ITエンジニア」と呼ばれ、手がけるシステムの種類や機能によって、職種が細分化されています。まずは、ITエンジニアの職種分類と、それぞれの役割・仕事内容をご紹介します。
システムエンジニア(SE)
システムの開発は、一般的に「要件定義」→「基本設計」→「詳細設計」→「システム構築」→「実装」→「テスト」→「運用」という流れで進みます。このうち、「実装」はプログラマー、「運用」は運用担当が行いますが、SEは全体の流れを統括する役割を担います。
システムには、「Web系」「アプリケーション系」「業務・オープン系」「ゲーム系」「汎用系」「組み込み系」「通信系」など、多様なジャンルがあります。どのシステムを手がけるかによって、求められるスキルが異なります。
SIerに所属する場合はクライアントの要望・課題を、自社サービスを持つインターネット関連企業や事業会社のシステム部門に所属する場合は発注部署の要望・課題をヒアリングし、最適な仕様設計やシステムの開発を行います。
プログラマー システム開発において、SEが作成した仕様書にもとづき、プログラミング言語を使ってコーディングを行います。担当した部分について、正確に動作するかどうかをチェックするテストも担います。 「Web系」「アプリケーション系」「業務・オープン系」「ゲーム系」など、開発するシステムによって、必要とされるプログラミングスキルが異なります。 活躍の場は、SIer(システムインテグレーター)、SES(システムエンジニアリングサービス)と呼ばれる技術者派遣企業、インターネット関連企業が中心となります。
マークアップエンジニア/フロントエンドエンジニア 会社によって役割が異なりますが、一般的には「Webサイトの画面を作り上げる」業務を担います。 マークアップエンジニアは、デザイナーが作成したデザインにもとづき、「HTML」「CSS」といったマークアップ言語を用いてWeb画面の制作を行います。 フロントエンドエンジニアは、デザインや設計の実装だけではなく、開発に応じたツールや技術の選定などの業務にも関わります。 マークアップエンジニアは基本的にすでに出来上がっている設計やデザインに対してソースコードを書いていきますが、フロントエンドエンジニアは、ユーザーが直接触れるWeb画面・ブラウザに関する専門的なエンジニアを指します。 アプリケーションエンジニア 主にOS上にインストールして使用するソフトウェアの開発を行います。手がけるアプリケーション(以下、アプリ)は、以下の3分野に大別されます。 ● 業務・オープン系──会計、人事、物流、生産管理、顧客管理など事業活動で使われる ● Web系──Webサイト、ECサイト、各種Webサービスなど ● スマホアプリ系──スマートフォン向けアプリ(iOS・Android)が主流 システム設計から、テスト、リリース、保守運用までを担当するのが一般的ですが、開発手法は案件によって異なっています。 インフラエンジニア ネットワークやサーバーといったインフラ基盤の設計・構築・運用を担当するエンジニアは、総称して「インフラエンジニア」と呼ばれます。細分化すると、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアなどの職種があります。 ネットワークエンジニアの仕事は、コンピュータネットワークの設計・構築・運用・保守。PCや通信機器上でのデータのやりとりを円滑に安全に行えるよう、通信環境を整備します。サーバーエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアについては、下記にて紹介します。 サーバーエンジニア システムを運用するサーバー機器の構築や、サービスを提供するサーバーソフトの設定を行います。 サーバーには、Webサーバー・メールサーバー・ファイルサーバー・データベースサーバーなど、さまざまな用途があります。それらのサーバーに関する要件定義・設計・構築・運用・保守を担当します。 進化のスピードが速いIT業界の中でも、特にサーバーは新しい技術が次々と出てくる領域。常に最新技術をキャッチアップしていくことが求められる仕事です。 データベースエンジニア 企業内のさまざまなデータについて、「保存する」「管理する」「目的に応じて抽出する」といった業務を円滑化するために、データベースシステムの構築・運用を担います。 近年は、「ビッグデータ」と呼ばれる大容量データを収集・分析して事業戦略に活かそうとする動きが活発です。そのために「どのようなデータを集めたらよいか」「どのように格納するか」など、上流工程を考える仕事も増えてきています。 セキュリティエンジニア セキュリティに強いシステムを設計・構築するほか、外部からの侵入や攻撃を常に監視し、予防策を講じながら運用していきます。 システムの脆弱性診断、サイバー攻撃対策、新ウイルスの動向を踏まえた対策、システム上でのウイルスの動きの検知、障害発生時の対応、外部からの侵入を防ぐシステムのプログラミングなど、幅広い業務があります。 システム運用 企業などにすでに導入されているシステムの安定稼働を維持していく仕事です。業務内容は幅広く、企業や人によって異なりますが、以下のような役割を担います。 ● 稼働中のシステムにおいて、トラブルが発生した際に対応する ● 稼働中のシステムで障害につながりそうな挙動を察知し、未然に防ぐための改善を行う ● 稼働中機器のベンダーサポート期限を管理し、更新やリニューアルの起案をする ● システムのリニューアルに際し、設計・構築を行う システムを運用していく中では、さまざまな課題や気づいた兆候を事業部門や経営に対して提言することも多々あります。
監査 主には監査法人に所属し、第三者の立場でクライアントのシステム環境を評価します。 システム評価の指標となるのは、「信頼性」「安全性」「効率性」など。つまり「システムが停止しないか」「外部からの侵入を防げるか」「内部情報を抜き取られないか」といった観点でチェックを行います。 システムを評価・保証する業務は「アシュアランス」、評価を踏まえてクライアントに改善提案を行う業務は「アドバイザリー」と呼ばれます。 また、クライアント企業がシステムを活用した新たな取り組みに着手する場合など、それに伴うリスクなどの分析・提案を行う「コンサルティング」まで担うこともあります。 組み込みエンジニア 家電製品・自動車・通信機器など、さまざまな製品に搭載されるソフトウェアを手がけます。 製品を動作させる制御システムや組み込みソフトウェアを開発し、実装を行います。 開発する製品について、まずはハードウェアとソフトウェアどちらが担うのかを切り分け、搭載する各機能について検討。ソフトウェアが担う機能について、通信・画像処理・モーションコントロールなどを担当するチームに分かれて、コーディングを行います。 それぞれ単体での動作確認を行い、各機能を結合して動作テストを実施。ハードウェアに搭載して、さらに動作テストを行うという流れに進んでいきます。ソフトウェアの開発がメインですが、電子基板の設計も担当し、基盤の小型化に取り組むことも求められます。 ITアーキテクト ITアーキテクトは、「企業経営に作用するIT戦略を構築する」仕事です。資格試験を実施している情報処理推進機構(IPA)では、ITアーキテクトの専門分野を「アプリケーションアーキテクチャ」「インテグレーションアーキテクチャ」「インフラストラクチャアーキテクチャ」の3分野に分類しています。 ITアーキテクトはクライアント企業、あるいは自社の「経営戦略」に向き合い、今後の事業の方向性と技術の最新トレンドをキャッチアップしながら、システム設計のあるべき姿を描く役割を担います。 ITサービスマネージャ 企業で業務システムを使って仕事をするユーザー、あるいは企業が提供するサービスを利用するカスタマーが快適にシステムを利用できるようにするために、運用・チェック体制の構築、新しいソフトの導入・入れ替え、障害発生時の解決フローの策定などを行います。 なお、「ITサービスマネージャ」という名称の資格試験もあります。システムの運用管理・保守を担当している人が、知識を深めるために取得しているケースが多く見られます。 エバンジェリスト 「エバンジェリスト」とは、IT業界における最先端の技術・製品・サービスなどを世の中に「布教する」役割を担う職種です。 最新の技術情報やトレンドをキャッチアップし、客観性を持って、わかりやすく伝えます。常に最新の情報収集、事例研究を続け、イベントやセミナーなどの場で自社の技術・商品・サービスについてプレゼンテーションします。 また、製品・サービスの導入を検討しているクライアント企業に説明やデモンストレーションを行います。自社内に向けても、正しい知識を浸透させ、販売活動を促進するために活動します。 セールスエンジニア IT業界のセールスエンジニアは「プリセールスエンジニア」と呼ばれることが多く、製品・サービスに関する技術的な専門知識を持ち、それをベースにクライアントへの説明・提案・導入支援を行います。 具体的には、クライアントの課題や要望のヒアリング、自社製品・サービスを活用した課題解決法の提案、導入のメリット」「費用対効果」「導入までのスケジュール」「導入後、運用においての注意点」などを説明する業務を担います。 また、導入決定後はエンジニア部門と連携し、開発プロジェクトを進めます。 ITエンジニアに必要なスキルと適性 SE、プログラマー、アプリケーションエンジニアなどを目指す場合は、プログラミング言語の知識が必須となります。汎用性が高いのは「C言語」「Java」などですが、分野や案件によって求められる言語知識は異なります。 複数の言語を扱うことができれば、エンジニアとしての価値が高まり、関わるプロジェクトや就業先の選択肢が増えるといえるでしょう。 一方、インフラエンジニアの場合は、ネットワーク機器・ツールなどの製品知識、「Linux」や「Windows」といったOSの知識が必要とされます。最近では、クラウドサービスである「Amazon Web Services(AWS)」「Microsoft Azure」「Google Cloud Platform (GCP)」の知識も求められるようになっています。 上記のようなテクニカルスキル以外に、ITエンジニア全般に共通して求められる要素としては、以下のようなものがあります。
論理的思考力 目的に応じたシステムの設計・構築、また問題が発生した場合の解決にあたっては、論理的に考える力が欠かせません。 コミュニケーション能力 ITエンジニアというと、一人で黙々とパソコンに向かうイメージを抱かれがちですが、実はコミュニケーションをとる場面も多くあります。 要件定義や設計といった上流工程を担当する場合は、クライアントや発注部署との折衝が重要。プログラミングやコーディングといった下流工程を担当する場合も、プロジェクトを円滑に進めるためにプロジェクトチームメンバーとのコミュニケーションが必要となります。
学習力・向上心 IT業界においては、新しい技術や手法がどんどん生まれてきます。知識・スキルを一度身に付けたら、一生使えるわけではありません。新しい知識や技術を学び続ける力、意欲が欠かせないのです。 また、下流工程から上流工程へステップアップし、プロジェクトの責任者を任されるようになると、「マネジメント力」も求められるようになります。プロジェクト全体を見渡しながら、複数の作業を同時並行で進めていくため、多角的に物事を見る力やスケジュール管理能力が必要となります。 なお、ITエンジニアの資格としては、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験があります。「ITパスポート試験」を入り口として、「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」などが汎用的です。そのほか、専門領域ごとに資格が設置されています。また、国際団体が認定する資格もあります。 インフラエンジニアに関しては、ネットワーク機器・ツールを提供するベンダーが資格認定しています。 いずれの領域でも、仕事をするにあたって資格は「必須」とされず、実務経験が重視されます。しかしながら、実務経験がない、あるいは浅い状態で転職を目指す場合、資格を持っていることで、必要な知識を備えているというプラス評価につながることもあるようです。 ITエンジニアになるには?未経験からの転職チャンスはある?
ITエンジニアの転職市場 ITエンジニアは人手不足の状態が続いており、常に採用ニーズがあります。専門分野によって差はありますが、経験を積んだエンジニアにとっては転職先の選択肢が多く、転職によって年収アップを果たすケースも少なくありません。 2次請け・3次請けから1次請け企業に移り、より上流工程を手がけていくという転職事例も多数あります。スキルを活かして、異分野にキャリアチェンジする道も広がっています。
未経験からITエンジニアを目指すことは可能? 未経験からでも、ITエンジニアの仕事に就ける可能性があります。SIer(システムインテグレーター)、SES(システムエンジニアリングサービス)と呼ばれる技術者派遣企業などでは、未経験者を積極採用し、自社の研修プログラムによって育成している企業もあります。 こうした企業に入社し、プログラミング、テスト、運用・保守といった下流工程の業務からスタートし、経験を積んで上流工程へ移っていくのが一般的なキャリアパスといえます。 未経験からの転職を成功させるためにやっておきたい事前準備 教育体制を整えて未経験者を歓迎しているIT企業もありますが、「入社後に研修で学べばいい」というスタンスでは受け入れられない可能性があります。 先にも触れたとおり、ITエンジニアは継続的な学習が必要な仕事。「自主的に学ぶ姿勢」が評価のポイントとなります。プログラミング言語や開発環境に関する知識は、独学でも習得が可能です。 ITスクールや職業訓練校のほか、オンライン学習プログラムでも学ぶことができます。Web上にはプログラミングなどが学べる動画なども数多くありますので、活用して学んでみてはいかがでしょうか。
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