WordPressとは
- maro00
- 2021年10月2日
- 読了時間: 20分
更新日:2021年10月4日
WordPress(ワードプレス)とは?
WordPress基礎知識
ブログ・ホームページを作ってみたい!という人なら、一度は目にする「WordPress(ワードプレス)」という言葉。WordPressとは、一体何なのでしょうか?この記事を読めば、
WordPressには、どんな特徴があるのか?
専門知識がなくても使えるの?
WordPressを使うメリットとデメリットは?
自分にWordPressは向いている?
始めるために必要なものは?
費用はどれくらいかかるの?
きっとあなたも、今日からWordPressを始めたくなりますよ。

目次
WordPressとは何か?
人気の理由と特徴
なぜ人気が高いのか?
知っておきたいワードプレスの特徴
WordPressを使うメリット・デメリット
向いている人・向いていない人
ワードプレスは2種類ある!? 「Wordpress.org」と「Wordpress.com」の違い
WordPressの始め方
始めるために必要なもの
WordPressの利用にかかる費用は?
よくある質問
まとめ
WordPressとは何か? WordPressとは何ですか? WordPressを一言で表すと、ブログ・サイトを簡単に作成できるソフトです。 たまに「Word Press」や「ワード プレス」「ワールドプレス」などのキーワードで検索する人がいらっしゃいますが、正しい表記は「WordPress(ワードプレス)」です。 ワードプレスの、何がどのように簡単なのですか? 記事の作成・更新・管理がとにかく簡単なんです。 タイトル、文章、画像などを入力し、各コンテンツをパズル感覚で組み合わせていくだけで記事が完成します。
。
WordPressは世界一のCMS
WordPressのように、専門知識がなくてもWebページのコンテンツを管理できる仕組みのことを、CMS(コンテンツ管理システム)といいます。CMSは世界中でたくさんの種類が普及していますが、中でもWordPressは世界のトップシェアを誇ります。
Web市場調査サービス「W3Techs」の統計によると、世界中のWebサイトの38.4%はWordPressで作られています。さらにCMSだけに目を向けると、63.6%ものシェアを獲得しています。
ワードプレスの活用事例
WordPressは、日本国内でもたいへん人気です。企業のコーポレートサイトや教育機関のWebサイトなどに幅広く活用されています。
ポイント WordPress(ワードプレス)は、世界で最も人気の高いCMS(コンテンツ管理システム)で、ブログ・サイトを簡単に作成できるソフトのこと。
人気の理由と特徴 アメーバブログ・はてなブログなどの無料ブログサービスや、ホームページビルダーなど市販のホームページ作成ソフトがたくさんある中、WordPressがこれほど人気なのはなぜでしょうか? ここからは、WordPressの人気が高い理由や特徴について、無料ブログ・市販ソフトとの比較もまじえてご紹介していきます。 なぜ人気が高いのか? WordPressが人気の理由は、以下の点があげられます。
WordPressが人気の理由
無料で手に入る
記事の追加・更新がしやすい
拡張性・自由度が高い
無料で手に入る WordPressのソフト本体は、無料で手に入れることができます。 一般的な市販ソフトの価格は2~3万円程度。初期コストが大きく異なります。 さらに、WordPressは商用利用も認められています。 多くの無料ブログでは、商用利用ができない上に、自動広告が挿入されてしまいます…。 WordPressが無料で、商用利用もできる理由WordPressはソースコード(ソフトの設計図のようなもの。プログラムのこと)が無償で公開され、商用・非商用を問わず自由に改良・再配布することが認められています。このようなソフトは「オープンソース」と呼ばれ、世界中の有志たちによって改良が続けられています。
記事の追加・更新がしやすい
WordPressで記事を編集するときは、ブロックエディタと呼ばれる編集画面を使います。
記事タイトル、見出し、段落、画像などのコンテンツを個別のブロックに分けて編集し、複数のブロックを組み合わせることによって1つの記事を完成させる仕組みです。Microsoft ワードのような文書作成ソフトでページを作る感覚で、手軽に記事の追加や更新をすることができます。
各ブロックごとに細かい設定が可能で、簡単なマウス操作でブロックを並べ替えることもできます。
拡張性・自由度が高い
WordPressは、拡張性やカスタマイズの自由度が高いという特徴があります。それには、以下の2つが大きく関係しています。
テーマ:ブログ・サイトのデザインやレイアウトを簡単に設定できる
プラグイン:ワードプレス本体には備わっていない機能を追加できる
WordPressが人気なのは…
無料で手に入り、商用利用もできるから
記事を直感的に編集・作成できるから
テーマやプラグインによる拡張性が高いから
知っておきたいワードプレスの特徴
WordPressの特徴を、さらに詳しく見ていきましょう。
WordPressの主な特徴
「テーマ」を使ってデザインを簡単に変更できる
「プラグイン」を使って機能を手軽に追加できる
サーバーにインストールする必要がある
記事編集や設定は管理画面で行う
独自のURLでブログ・サイトを運営できる
記事作成は「投稿」と「固定ページ」を使い分ける
アクセスされる度にページを生成する
関連書籍や解説サイトで情報を探しやすい
セキュリティー対策は自己責任で
「テーマ」を使ってデザインを簡単に変更できる 「テーマ」とは、ブログ全体のデザインやレイアウトを決めるテンプレートのことです。また、WordPress本体にない機能を追加する役割もあります。 ほとんどの無料ブログサービスではテンプレートの数に限りがありますが、WordPressのテーマは数え切れないほど豊富です。 Wordpressの公式サイトには数千種類ものテーマが登録されています。これらは「公式テーマ」と呼ばれ、ほとんどのテーマを無料で利用することができます。 ただ、公式テーマの多くは海外製で、日本語サイトで利用すると表示が崩れるなどの不具合が発生する可能性もあります。 WordPressで利用できるのは、公式テーマだけではありません。
のおすすめテーマをご紹介しています。日本語サイトで問題なく使えるのはもちろん、おしゃれで機能性の高いテーマを集めました。 特にオススメなのが、デザイン性・機能性ともに優れた「THE THOR(ザ・トール)」です。 おすすめのWordPressテーマ THE THOR(ザ・トール) デザイン性、機能性ともに優れた、初心者にも使いやすいWordPressテーマ テーマは後から変更することもできます。しかし、ある程度使い込んだ後に変更するのは、たいへん手間がかかります。なぜなら、設定変更した内容やカスタマイズした内容が、テーマを変更することで全て反映されなくなってしまうからです。 WordPressを始める段階で、あなたのブログに最適なテーマを見つけてくださいね。 「プラグイン」を使って機能を手軽に追加できる プラグインとは、WordPress本体に備わっていない機能を追加することができるプログラムです。 たとえば「サイトマップ」を生成する機能や、「問い合わせフォーム」を設置する機能は、WordPress本体には備わっていません。サイトマップや問い合わせフォームを自分で作ろうとしても、初心者にはハードルが高すぎます。しかしプラグインを使うと、これらの機能を簡単に追加することができます。
WordPressプラグイン 新規追加画面 プラグインも、先ほどのテーマと同様に「公式プラグイン」が用意されていて、そのほとんどを無料で使うことができます。Wordpressの公式サイトに登録されている公式プラグインは、WordPressの管理画面で簡単に手に入ります。 プラグインを大量に導入したり、テーマとプラグインの相性が悪かったりすると、プログラム上の不具合が発生することもあるので注意してください。 サーバーにインストールする必要がある
一般的なホームページ作成ソフトは、パソコンにインストールして使います。
一方、WordPressはサーバー(Webサーバー)という場所にインストールします。
サーバーとは何ですか?
インターネットにつながった、サイトに関わるデータを保管するコンピューターの一種です。サーバーの基礎知識については、WordPressを始めるために必要なもの【サーバー・ドメイン・テーマ】で説明しています。
サーバーは自前で用意することもできますが、高度な技術や費用が必要な上、メンテナンスも大変です。サーバーは、レンタルするのが一般的です。
レンタルサーバーは、さまざまな会社が提供しています。性能やサービス内容によって料金は異なり、月に数百円から数万円程度です。これからWordPressを始める初心者さんには、月額1,000円ほどで借りられる以下のサーバーを特におすすめしています。
エックスサーバー(Xserver)…当サイトで利用中
ConoHa WING(コノハウイング)…人気急上昇中
記事編集や設定は管理画面で行う WordPressで記事の投稿やブログの設定などをするには、下図のような管理画面を使います。 WordPressでは「管理画面」で記事の編集やサイトの設定などを行う管理画面は、ブラウザで特定のURLにアクセスし、「ユーザー名」と「パスワード」を入力することで開くことができます。ネット環境があれば、場所や機器を問わず記事を更新することができるのも魅力です。 。 独自のURLでブログ・サイトを運営できる WordPressは、独自ドメインを使ってブログ・サイトを運営することができます。

ドメインって何ですか? インターネット上で、サイトのアドレス(URL)やメールアドレスの一部として利用できる文字列です。たとえば、WordPress超初心者講座では「wp-exp.com」というドメインを利用しています。
サイトのURLとして利用
http(s)://○○○.com
http(s)://○○○.net
http(s)://○○○.co.jp
メールアドレスとして利用
△△△@○○○.com
△△△@○○○.net
△△△@○○○.co.jp
○○○に入る文字列は、自由に決めることができます。しかし、すでに他者が登録している場合は使用することができません。早いもの勝ちです。
専用のアドレスでサイトを運営できる独自ドメインは、大きな財産になります。なぜなら、あなただけのアドレスを半永久的に使用できるからです。
ドメインは、どうやって手に入れるんですか?
以前はドメイン取得専門の業者に申し込むのが一般的でした。
しかし最近では、レンタルサーバーの契約時にサーバーもドメインも一括で申し込めるサービスが増えています。
先ほど紹介した「ConoHa WING」や「エックスサーバー」でも、サーバーとドメインの一括申し込みが可能です。詳しい説明は、下記ページをお読みください。
ConoHa WINGの申込方法
エックスサーバーの申込方法
記事作成は「投稿」と「固定ページ」を使い分ける
一般的なブログでは、記事を追加すればするほど古い記事は埋もれて、読者が見つけづらくなってしまいます。これでは、たとえ「お問い合わせ」や「運営者プロフィール」などの重要なページを作っても、なかなか読んでもらえません。
この問題を解消するため、WordPressには「投稿」と「固定ページ」という2つの記事作成方法が用意されています。
「投稿」と「固定ページ」の一般的な使い分け
投稿・・更新頻度の高い記事の作成に利用
固定ページ・・常に特定の場所に固定表示させたいページの作成に利用
アクセスされる度にページを生成する
WordPressでは、アクセスされる度にページを生成する仕組みになっています。どういうことなのか、一般的なホームページ作成ソフトの仕組みと比較して説明します。 一般的なホームページ作成ソフトの場合: 記事を作る度に、その記事内容を含んだファイルを生成します。つまり、100記事作れば100個のファイルが生成されるわけです。 記事にアクセスがあると、サーバーは記事ファイルの内容をそのまま読者のブラウザに送信してページを表示します。このように、あらかじめページの表示に必要なファイルを用意しておくサイトは「静的サイト」と呼ばれます。
WordPressの場合: 一方のWordPressは、記事が完成した段階でファイルを生成することはありません。では、いつファイルを生成するのか?それは、記事にアクセスされたときです。 WordPressでは、記事にアクセスがある度にサーバー内のデータを呼び出してからファイルを生成します。このように、その都度ページの表示に必要なファイルを生成するサイトは「動的サイト」と呼ばれます。 動的サイトのメリットショッピングサイトや会員制サイトのようにユーザーごとに異なる内容を表示させたり、Googleなどの検索サイトのようにリアルタイムで最新情報を提供できたりする、というメリットがあります。 たとえばショッピングサイトの「購入履歴ページ」は、ユーザーごとに表示内容が異なりますよね。またGoogleでキーワード検索したときの「検索結果ページ」は、その時点で最新の検索結果が表示されます。 動的サイトのデメリットアクセスがある度にページを生成する(=サーバーの仕事量が増える)ため、アクセスが多くなるほどサーバーへの負荷がかかり表示速度が遅くなる、というデメリットがあります。 ポイント 動的サイトを構築するWordPressを始めるなら、負荷に強く表示速度の速いサーバーを選ぶ!
関連書籍や解説サイトで情報を探しやすい 世界中で人気の高いWordPressは日本人ユーザーも多いため、日本語で解説されたサイトや書籍が充実しています。 使い方がわからなかったり、トラブルが生じても、解決策を見つけやすいというのがWordPressの魅力の1つです。
セキュリティー対策は自己責任で
無料ブログサービスなら、セキュリティー対策は全て運営会社がやってくれます。しかし、WordPressの場合は基本的にセキュリティー対策は自分でやらなければなりません。
セキュリティー対策!?そんな難しいこと、私にはできそうにありません…
初心者さんでも簡単にできるセキュリティー対策を紹介しますね。
簡単にできるセキュリティー対策
セキュリティー対策がしっかりしたサーバーを選ぶ
WordPress本体・テーマ・プラグインは最新の状態で使う
こまめにバックアップを取る
セキュリティー対策用のプラグインを利用する
セキュリティー対策がしっかりしたサーバーを選ぶ セキュリティー対策がしっかりしていて、初心者さんにもおすすめなのはエックスサーバーです。エックスサーバーは、WordPressに特化したセキュリティー機能が充実しています。 エックスサーバーでは、こんなに多くの機能が追加料金なしで使えるWordPressが狙われやすい場所の1つに、管理画面にログインするための「ログインページ」があります。エックスサーバーでは、攻撃者が短時間に連続してログインに失敗した場合にアクセスを制限する機能や、海外からのアクセスを制限する機能などが用意されています。 WordPress本体・テーマ・プラグインは最新の状態で使う WordPress本体や、テーマ、プラグインは、新機能の追加やセキュリティー向上を目的としたバージョンアップがおこなわれています。新しいバージョンが公開されると、WordPressの管理画面上に更新を促す通知やメッセージが表示されます。 新バージョンが公開されたら、なるべく早めにアップデート(更新)するようにしましょう。アップデートする前には、このあと紹介する「バックアップ」も忘れずに。
こまめにバックアップを取る
バックアップとは、万が一に備えてデータを別の場所に保存しておくことをいいます。もしブログ・サイトが表示されなくなるといったトラブルが発生しても、バックアップデータがあればトラブル発生前の状態に戻す(復元する)ことができます。
どんなデータをバックアップすればいいんですか?
WordPressのバックアップを取るには、「データベース」と「ファイル」のバックアップが必要です。
データベースとは?記事の内容やコメント、WordPress管理画面での設定内容などのデータが保存される場所です。
WordPressが使用可能なレンタルサーバーでは、必ずデータベースが使える仕様となっています。
ファイルとは?記事内に掲載する画像ファイルや、テーマ・プラグインを構成するファイル群などを指しています。
WordPressを使うメリット・デメリット
ここまでにご紹介したワードプレスの特徴を踏まえて、WordPressを使うメリット・デメリットをまとめます。
メリット
無料で手に入り、商用利用もできる
記事を直感的に編集・作成できる
テーマやプラグインによる拡張性が高い
ネット環境があればいつでもどこでも記事を更新できる
独自ドメインでブログ・サイトを運営できる
情報量が豊富である
デメリット
サーバー代・ドメイン代がかかる
動的サイトなので表示速度が遅くなる
セキュリティー対策は自分でやる必要がある
向いている人・向いていない人
WordPressを使うのに向いている人と向いていない人についても、考えてみました。
向いている人
たくさんの情報を発信したい人
ブログ・サイトを使って、集客・収益化したい人
とことんカスタマイズして、独自性の高いサイトを作りたい人
向いていない人
完全無料でブログを始めたい人
記事をほとんど更新する予定がない人
いかがですか?たくさんの魅力があるWordPress、始めてみたくなったでしょうか? でもその前に、初心者さんが勘違いしがちな次の点について確認しておいてください。 ワードプレスは2種類ある!? 「Wordpress.org」と「Wordpress.com」の違い WordPressは、会員登録すれば無料で使えるって聞いたことがあるんですが…。 それは「Wordpress.com」というレンタルブログサービスのことですね。 レンタルブログサービス「Wordpress.com」 は、Automattic(オートマティック)という企業が運営するレンタルブログサービスです。会員登録すれば無料でWordpressを使い始めることができますが、使用できる機能には制限があります。いくつかの有料プランもあり、利用料金が高いプランほど機能の制限が解除される仕組みです。
Wordpress.orgは、WordPressソフト本体を無償で配布する公式サイトのことです。また、WordPressというソフトそのものを「Wordpress.org」と呼ぶ場合もあります。
当サイト「WordPress超初心者講座」では、後者のWordpress.orgに関連する内容について紹介しています。WordPress関連書籍においても、Wordpress.orgについて書かれているものがほとんどです。
「Wordpress.org」と「Wordpress.com」とを混同してしまっている初心者さんが多いです。違いをしっかりチェックしておきましょう!
WordPressの始め方
WordPressの特徴は理解できました。でも、どうやって始めたらいいかわかりません…
次に紹介する、必要なものを用意しましょう!
始めるために必要なもの
WordPressでブログ・サイトを始めるために必要なのが、
レンタルサーバー
独自ドメイン
テーマ(デザインテンプレート)
です。
レンタルサーバー・独自ドメインを用意する
以前は、レンタルサーバー業者とドメイン取得業者、それぞれに契約申し込みをして面倒な初期設定をする必要がありました。
実際にこのサイト(WordPress超初心者講座)では、サーバーは「エックスサーバー」、ドメインは「お名前.com」を利用しています。
サイト開設当時は、サーバー・ドメインを別々に申し込み、両者を紐付けするという方法が一般的でした。
しかし、現在ではレンタルサーバーの使い勝手がとてもよくなっています。おすすめの「ConoHa WING」や「エックスサーバー」なら、
サーバーの申し込み
独自ドメインの取得
サーバー・ドメインの紐付け
WordPressブログの開設
これら全てが、たった10分ほどの手続きで完了。以前とは比べ物にならないほど簡単になりました。具体的な手順は、下記の記事で詳しく説明しています。
ConoHa WINGのWordPressかんたんセットアップ
エックスサーバーのWordPressクイックスタート
テーマを用意する
WordPressの初期テーマWordPressには、初期状態でいくつかの公式テーマがインストールされています。さらに、ワードプレスの管理画面から数千種類もの公式テーマを無料で手に入れることもできます。
もちろん、これら公式テーマを利用するのもよいでしょう。しかし、これからWordPressを始める初心者さんには、次のポイントに注意してテーマを選んでほしいと思っています。
WordPress テーマ選びのポイント
シンプルなデザインのテーマを選ぶ
初心者でも設定しやすい高機能なテーマを選ぶ
日本語を正しく表示できるテーマを選ぶ
シンプルなデザインのテーマを選ぶ
テーマの中には、ページを開いた瞬間にド派手なアニメーションが始まるテーマや、複雑なレイアウトが組み込まれたテーマなどもあります。見た目にはインパクトがあるかもしれませんが、これらの演出は表示速度に悪影響をおよぼす可能性もあります。
ページがなかなか表示されなければ、ほとんどの読者は立ち去ってしまいます…
なるべくシンプルなデザインのテーマを選ぶのがベターです。
初心者でも設定しやすい高機能なテーマを選ぶ
WordPressテーマには、ただデザインやレイアウトを決めるだけでなく、WordPress本体には無い機能を追加する役割もあります。たとえば、関連記事や人気記事ランキングの表示機能は、ワードプレスそのものには備わっていません。
これから運営するブログ・サイトに必要な機能が、十分に備わっているかチェックしましょう。
必要な機能がテーマに無ければ、プラグインを使って機能を追加するという方法もあります。しかし、プラグインを使いすぎたりテーマとの相性が悪かったりすると、プログラム上の不具合が発生することもあります。なるべく必要な機能が備わったテーマを利用したいですね。
日本語を正しく表示できるテーマを選ぶ
公式テーマはほとんどが海外製で、日本語サイト向けに作られているものは多くありません。中には、日本語サイトで利用すると、表示が崩れてしまうテーマもあります。
WordPressを始めるために必要なもの
レンタルサーバー・独自ドメインサーバー・ドメインを一括で簡単に申し込みできる、次の2つがオススメ。
WordPressの利用にかかる費用は?
WordPressでブログ・サイトを運営するためにかかる費用は、主に次の4つです。
WordPressの利用にかかる主な費用
サーバー初期費用(一部のサーバーは無料)
サーバー利用料金
独自ドメイン取得・更新費用(一部のサーバーは無料)
テーマ購入費(有料テーマ利用の場合のみ)
サーバー利用・ドメイン更新の費用 サーバー利用料金と独自ドメイン更新費用については、WordPressを利用し続ける限りずっとかかります。いわゆる「固定費」です。 業者・サービスによって料金は異なりますが、一般的にはサーバーの利用に1ヶ月あたり数百円から数万円程度くらい、ドメイン更新に1年あたり1,000円~3,000円くらいかかります。
デザイン性が高い
高機能である
設定が簡単である
マニュアルやサポートが充実している
よくある質問
無料で使えるサーバーはないの?
数は少ないですが、WordPressが使える無料サーバーもあります。しかし、以下の理由でおすすめはしません。
性能が低い
広告が表示される
サービスが終了しても文句は言えない
本当に専門知識がなくても始められるの?
WordPressは、直感的な操作で記事を作成でき、コンテンツの管理が簡単にできる、とてもすぐれたツールです。ただ、WordPress本体の機能はとてもシンプルなので、足りない機能はテーマやプラグインによって補う必要があります。
それでも不十分な場合は、カスタマイズすることもできます。たとえば、テーマを構成するファイル内のコードを書き換えたり、テーマやプラグインそのものを自作することも可能です。ただし、このようなカスタマイズをするには以下の専門知識が欠かせません。
HTML・・Webページを作成するための基本となる言語
CSS・・Webページのスタイルを指定する言語
PHP・・Webページを動的に生成する言語
決して完璧にマスターする必要はありません。ネット検索やおすすめの本で基本を身につけるだけでも、ある程度のカスタマイズはできるようになります。
まとめ
WordPress(ワードプレス)とは?
ブログ・サイトを簡単に作成できるソフトのこと
世界で最も人気の高いCMS(コンテンツ管理システム)
WordPressはなぜ人気なのか?
無料で手に入り、商用利用もできるから
記事を直感的に編集・作成できるから
テーマやプラグインによる拡張性が高いから
WordPressの主な特徴は?
「テーマ」を使ってデザインを簡単に変更できる
「プラグイン」を使って機能を手軽に追加できる
サーバーにインストールする必要がある
独自のURLでブログ・サイトを運営できる
記事作成は「投稿」と「固定ページ」を使い分ける
アクセスされる度にページを生成する
関連書籍や解説サイトで情報を探しやすい
セキュリティー対策は自己責任で
WordPressを使うメリットは?
無料で手に入り、商用利用もできる
記事を直感的に編集・作成できる
テーマやプラグインによる拡張性が高い
ネット環境があればいつでもどこでも記事を更新できる
独自ドメインでブログ・サイトを運営できる
情報量が豊富である
逆に、デメリットは?
サーバー代・ドメイン代がかかる
動的サイトなので表示速度が遅くなる
セキュリティー対策は自分でやる必要がある
WordPressを使うのに向いている人は?
たくさんの情報を発信したい人
ブログ・サイトを使って、集客・収益化したい人
とことんカスタマイズして、独自性の高いサイトを作りたい人
逆に、向いていない人は?
完全無料でブログを始めたい人
記事をほとんど更新する予定がない人
WordPressを始めるために必要なものは?
レンタルサーバー
独自ドメイン
テーマ(デザインテンプレート)
WordPress初心者におすすめのサーバーは?
安定性が高く稼働実績が豊富なエックスサーバー
WordPressの利用にかかる費用は?
サーバー初期費用(一部のサーバーは無料)
サーバー利用料金
独自ドメイン取得・更新費用(一部のサーバーは無料)
テーマ購入費(有料テーマ利用の場合のみ)
継続的にかかる費用は、年間1万円程度。 ここまでWordPressの特徴やメリット・デメリット、さらにワードプレスの始め方について説明してきました。いかがだったでしょうか? ウェブ制作が初めての人には聞き慣れない「サーバー」や「ドメイン」などの話が登場し、面倒そうだな…と感じたかもしれませんね。でも、現在のレンタルサーバーは本当に使い勝手がよくなっていて、WordPressブログ・サイトの開設はあっという間に完了します。
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