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看護師転職支援

  • 執筆者の写真: maro00
    maro00
  • 2021年12月18日
  • 読了時間: 9分

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いまさら聞けない看護師の仕事内容とは?やりがいや給与も。

医師の治療を助け、人々の健康を守る「看護師」の仕事内容は、点滴や採血、医療補助やカンファレンスなど、多岐にわたります。また、働く病院や施設によって内容が異なるのも特徴。本コラムでは、看護師の仕事内容や就業場所の種類、やりがいや給料など、看護師のあれこれを網羅的にご紹介します。看護師の仕事について興味がある方は、ぜひご参考にしてください。

  • 看護師の基本情報

  • 看護師になるには国家試験に合格する必要がある

  • 看護師の主な仕事内容

  • 看護師の種類

  • 看護師の働く施設の種類

  • 看護師のやりがいとは?

看護師の基本情報 まず、看護師といった職業の定義や役割など、基本情報を見ていきましょう。

看護師の定義 看護師は、「保健師助産師看護師法」第5条において、次のように定義されています。 「この法律において「看護師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者をいう」 「じよく婦(じょく婦)」というのは、分娩修了から妊娠前の状態に戻るまでの期間を指します。 看護師は国家資格なので、「看護師」として働くためには「看護師国家資格」に合格し看護師免許を取得しなくてはいけません。 看護師の役割 看護師の役割は、主に「医師の診察や診療の補助」「患者さんの医療的なケア」「患者さんとその家族の精神面のケア」の3つです。 国際看護協会(ICN)は「看護」の役割について、以下のように説明しています。 「看護とは、あらゆる場であらゆる年代の個人および家族、集団、コミュニティを対象に、対象がどのような健康状態であっても、独自にまたは他と協働して行われるケアの総体である。看護には、健康増進および疾病予防、病気や障害を有する人々あるいは死に臨む人々のケアが含まれる。また、アドボカシーや環境安全の促進、研究、教育、健康政策策定への参画、患者・保健医療システムのマネージメントへの参与も、看護が果たすべき重要な役割である」(訳:日本看護協会) 看護師の給料 厚生労働省の「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は479万9300円。 所得税や社会保険料、各種手当などを控除する前の額です。また、看護師の平均年齢は39.3歳という結果がでました。 看護師の男女比 厚生労働省の「平成28年衛生行政報告例」によると、平成28年の就業看護師数は全部で1,149,397人。うち、女性看護師は1,065,204人、男性看護師は84,197人と、看護師の9割以上を女性が占めている結果になります。 看護師になるには国家試験に合格する必要がある 先述したとおり、看護師は国家資格なので、看護師になるには国家試験に合格する必要があります。

看護師国家試験の概要 それでは、看護師国家試験とはどんな試験なのでしょうか。詳しくみていきましょう。

実施月 看護師国家試験は、基本的に毎年2月中旬に実施されます。 開催日は毎年異なりますので、厚生労働省の公式Webサイトを事前にチェックしておきましょう。

受験資格 看護師国家試験には、明確な受験資格というものがあります。例えば指定大学で学科を収めている、看護師養成学校を卒業している、など、「その年に厚生労働省が指定する条件」に該当した方のみが受験可能です。 受験資格については、厚生労働省の公式Webサイトで発表される応募資格を確認しておきましょう。

国家試験の合格率 108回看護師国家試験(2019年) 出願者数:64,153人(うち新卒者58,622人) 受験者数:63,603人(うち新卒者58,308人) 合格者数:56,767人(うち新卒者55,216人) 合格率:89.3%(うち新卒者94.7%) 参照元:厚生労働省

看護師国家試験は、看護師における必要最低限の知識を確認するためのものです。看護師養成課程で基礎的な知識を学んでいることが前提となるので、合格率は比較的高い傾向にあります。

スキルアップのために役立つ他の資格 ここからは、看護師のスキルアップに役立つその他資格を紹介します。

助産師 看護師同様の国家資格としてあげられる助産師。妊娠・出産から新生児へのケアなどの知識を身につけることができます。 資格を取得すれば助産師として働けることはもちろん、助産師の資格を持つ看護師として、産婦人科で活躍することも可能でしょう。

保健師 保健師も看護師と同じ国家資格です。保健師は、基本的に企業や行政、学校などで保健指導を行います。看護師として、患者さんの健康管理やメンタルヘルス対策など、保健師の知識を活かした取り組みができるでしょう。

認定看護師 看護師としてさらにスキルアップしたい場合、認定看護師の取得を志してみましょう。これは、日本看護協会が認めた資格で、高度な医療知識とスキルで、高い水準の看護を実践できると認められた証になります。ただし、認定看護師になるには、看護師国家資格取得後、5年の実務経験を経る必要が。その後、6ヶ月、615時間以上の「認定看護師教育機関(課程)」修了ののち、筆記試験に合格してはじめて認定証が交付されます。取得までにかかる時間を考えると決して楽な道とは言えませんが、取得による看護師としてのキャリアアップの度合いは計り知れないでしょう。

看護師の主な仕事内容 医師の治療を助け、人々の健康を守ることが「看護師」の仕事です。就業場所や担当によって業務は異なりますが、ここでは看護師が行う代表的な仕事内容について紹介します。

測定 測定業務では、血圧や体温、脈拍など「バイタルサイン」と呼ばれる生命兆候を測定します。バイタルサインに異常があるか数値から確認することができ、患者さんの生命維持のために欠かせない仕事といえるでしょう。

点滴 点滴は、入院や外来に関わらず看護師が行うことの多い業務です。投与箇所の晴れや点滴ルートのトラブルなど、アクシデントを防ぐため、医師からの処方に沿って性格に点滴液を投与します。また、定期的な点滴の経過観察も看護師の重要な仕事でしょう。

注射・採血 諸検査の採血や注射も、看護師の重要な業務。採血や注射は痛みをともない、不安を感じる患者さんも多いです。 患者さんが安心して注射や採血を受けられるよう、動作をおこなう前に優しく声かけするなどして、不安を和らげることが大切でしょう。

食事、排せつ、入浴介助 患者さんの食事や排せつ、入浴介助は専門の介護職員が行う場合もあります。ただし、看護師が任される場合も少なくありません。 患者さんにとっては、食事や入浴時の動作一つが命に直結する可能性もあるので、慎重に行いましょう。

体位変換 体位変換とは、自分自身で身体を動かすのが困難な患者さんの体勢を変えてあげる仕事です。 患者さんがなるべく苦痛を感じずに日々過ごせるよう、看護師はできる限りのサポートをします。

夜勤の巡回 夜勤中は、病棟の巡回が欠かせません。基本的に、消灯後に懐中電灯を照らして病棟内を見回ることが多く、患者さんの睡眠状況や容態チェックを実施します。

カンファレンス 医療現場で行われる「カンファレンス」とは、医師や看護師、薬剤師など医療チームで集まり、患者さんの容態のチェックや情報共有、治療方針などを話し合うことを指します。

看護師の種類 先述のとおり、看護師は、院内での担当により業務内容が変わります。ここでは、看護師の種類を詳しく説明していきましょう。

外来看護師 「外来」とは、病気を持っている人や、健康状態への異常を感じた人が診断を受ける場所です。 外来の患者さんは、治療する必要が無い人や、緊急に処置しなくてはいけない人、入院の可能性がある人など、さまざまな診断がなされます。外来看護師は、医師がスムーズに患者の診断を行えるため、迅速に対処しサポートする役割があるといえます。

病棟看護師 病棟看護師は、24時間患者さんの看護を行います。外来のように、1日にやってくる複数の患者さんと接するのではなく、病棟内で朝から寝るまで患者さんをケアします。そのため、病状や性格、家族との関係など、患者さんの情報を把握し、深い理解のもとサポートする必要があるでしょう。

オペ室看護師 オペ室看護師は、手術を円滑に行うための介助が主な仕事です。介助は主に、執刀医に手術機械を手渡す「直接介助」と、患者さんの容態や手術状況に合わせて投薬や環境を整えていく「間接介助」の2種類があります。

ICU看護師 ICU看護師は、ICU(集中治療室)で患者さんの生命維持を支える役目があります。 ICUにいる患者さんは、出直後の不安定な状態であるなど、短期間に容態が変化する可能性が高いので、些細な変化も見逃さない観察力と適切なサポートをする判断力が求められるでしょう。

准看護師 准看護師は、医師や正看護師の指示のもと看護を行うことができます。准看護師の資格は、国家資格の看護師免許とは異なり、都道府県知事が交付しているという特徴があります。准看護師は、医師や正看護師の指示を受けなくては業務を行ってはいけないという決まりがあります。

看護師の働く施設の種類 看護師の就業場所は、病院以外にもあります。平成29年、看護師の就業場所の割合は、以下のとおりです。 ・病院 69.4% ・診療所 16.1% ・介護施設など 3.8% ・訪問介護 3.5% ・居宅サービスなど 2.8% ・社会福祉施設 1.4% ・その他 2.3% 病院の割合が多いですが、診療所や介護施設など、看護師が活躍できる施設はさまざまであることが分かります。 参照元:日本看護協会 平成29年 看護統計資料

看護師のやりがいとは? 最後に、看護師が感じる「仕事のやりがい」を具体的にみていきましょう。

患者さんやご家族に感謝されたとき 看護師が大きなやりがいを感じるのは、患者さんが復調し、患者さんや自身やご家族から感謝の言葉をもらったときです。 また、日々の業務での些細な気遣いに患者さんが喜んでくれ、笑顔で感謝されるた時は「看護師をしていて良かった」と心から思える瞬間となるでしょう。 「あなたが自分の担当で良かった」「身体も心も楽になりました」など、患者さんのかけてくれる言葉は、看護師の日々の仕事の大きな支えとなっています。

人の役に立っている実感がもてる 患者さんの治療を行い病気を治すのは医師ですが、辛い治療や入院生活を前向きに切り抜けるためには、医師以上に接する時間の多い看護師の力が必要になります。 患者さんの病状の把握や精神状態のケア、ご家族とのコミュニケーションなど、看護師は病気に挑む患者さんを全面的に支える仕事です。 多くの人から頼られ、役に立っていることが実感できることは、看護師という仕事の大きな魅力でしょう。

自分の人生に寄り添っていく仕事である 看護師の働き方や勤務スタイルは幅広く、資格を取得していればライフスタイルに合わせた働き方が可能です。そのため、看護師の仕事は、長期に渡り自分の人生に寄り添っていく仕事といえるでしょう。 また、看護師の仕事で得た知識やスキルは、自身や家族の健康管理に応用することもでき、私生活に活かせる点も大きな魅力です。 今後も、高齢化により看護師の需要は増加していくと予想されます。





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